2015年01月29日

戦う前に勝負は決している感じ

ワンフェスでの販売に向けて、もがみんはとりあえずサンプルも作成したので各方面に可能な範囲で情報展開をしていってます。このブログも然り、ツイッターfixiaTINAMI然り。
いつもと違うのは、やはり人気のカテゴリですとこうした情報をわざわざ拾ってまとめてくれる方が居て下さることかなと思いました。
【艦これ】WF2015冬開催間近!艦これ関連立体物作品情報まとめ その1

こんなトピックで紹介されている!(゚∀゚)しかもトップに。
こうして目に留めてもらえるのは嬉しい限りです。ともすれば厖大な情報の流れに呑まれてあっというまに消えてしまうようなアピールですから。ありがとうございます(´ω`)。

以前も書いたことがあるかもしれませんが、一昔前の即売会では「一期一会」というのを大事にしていた感じがあります。イベント会場で、目当てのものを買って、他の展示をぶらぶらと眺める中で、ふと目にとまったその作品に何かを感じて買ったりもする。この機会を逃したら次はないかもしれない、という思いと、今まで知らなかった魅力的な作品に出会えた新鮮な喜びとが、普段ならば躊躇うであろう金額のアイテムであってもイベント会場であればつい買ってしまう。そうした空間が確かにあった訳です。

今だってゼロではないと思いますが、企業も含めてディーラー数も増えました。また、小説やアニメ、マンガ、人それぞれに好きなジャンルも多様化してコンテンツの消費速度が加速すると、「ぶらぶらと巡り出会える楽しさ」よりも「欲しいと思える稀少なアイテムがどこにあるか。どうやって効率よく会場を回るか」と、事前の情報収集ありきで会場を急ぎ足で駆け巡る層が圧倒的に多いように思えます。
良い塗装見本がイベント前日に上がってもほとんど意味がない。イベントの手前、人が情報を集め始める前後に売り手・作り手側がどれだけ発信できているかが非常に重要になってきています。改めてその重要さを思ったりした次第。

今回のもがみんは上述の通り「見てもらえる機会」は今までの他作品と比べても格段に多い、かな、という気がしています。TINAMIだと一日で閲覧ユーザ数が2,500以上で、人から言われるまでピンと来なかったんですが今までの過去作が半年一年経ても1,000前後という事実と比べると「やっぱすごいんだな(´・ω・`;)」と思わされます。
…一方で、支援数とかは閲覧数に比べると寂しいもんで、「なんかこれ…大丈夫だろうか('A`)」みたいなことも思う訳でした。
周りからは「あー。もがみんつくってる人が居るんだな。へー」で終わっている感じ?
この流れは「イベントでも写真は撮ってもらえるけどまったく売れない」的な(´・ω・`)フキツ

TINAMIはどちらかというと立体評価ではなくてその立体でどんな絵を作れているか、というのが評価ポイントのようなので、単に立体展示に終始した投稿では伸びないのは当然かもしれません。もう少し光を意識した絵作りができたらなあと思っていたのですが、どういう評価が得られるか気になって逸ってしまいました。写真の方はこの投稿後にさちひらさんに撮っていただいたりしたので、頃合いを見て示せたらなと思います。まあ投稿や評価方法がきっちりしてるSNSだと同一作品での複数投稿は避けたいので、ブログやツイッター、fixiaで、という想定です(´・ω・`)。
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なんとか作れたのだからそれで満足、といけばいいのですけど(´ω`;)ディーラー活動が加わると「売れてナンボ」も避けて通れないし販売予定数は出て欲しいのが人情だしそうじゃないと赤字になりかねないしヽ(`Д´)ノ
艦これは新ガイドラインになって「再販不可」という縛りが出てしまいましたので、本申請時に血迷って(?)いつもよりだいぶ多めの申請をしてしまったのですなこれが。普段は小刻みに売り切りながら、ニーズありそうなら少数再販がセオリーだったんですけど。今回限りで販売できないのならできる限り売ってみたい、と、その時は思ってしまったわけでして…
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見よゾクゾクと家内制手工業で作成されるパッケージ! これでもまた申請数に足りず、作り足しです。
…今時そんなに売れるもんだろうか? と、周りの販売情報など見渡し始めるといよいよ冷静になってきます。冷静になると過去の自分の舞い上がりっぷりに呆れます。何考えてんだ自分と言いたくなります…。言ったところで予定数も作成数も変わりませんからこの一回限りの販売機会でなるたけ多く手放せるよう頑張るしかないわけです。勝敗はイベント会場に入る前から決まっているのです('A`)。

販売方法についてはブログで最終的な周知すると思いますけど、とりあえず個数制限とか人気ディーラーぽいことはやらない(やれない)と思います。てか制限どころか「お願いどんどんまとめ買いしてって('A`;)」今は祈るような気持ちですはい。
posted by カフN at 01:29| Comment(0) | イベント情報

2015年01月26日

ワンフェス参加情報

開催まで残り二週間を切った「ワンダーフェスティバル2015[冬]」に参加します。ディーラー卓番号および販売予定アイテム情報を当ブログ先頭にも開示しました。この情報はワンフェスが終了するまで掲載させていただきます。

ディーラー名「はこむす」 卓番号[5-16-01]です。

販売予定アイテムは「艦隊これくしょん 〜艦これ」より:
新作… 最上(艦隊これくしょん 〜艦これ) 8,000円

「さよなら絶望先生」より:
再販…  「散る散る・満ちる」(木津 千里) 6,000円
    「とら・あびるYOU!」(小節 あびる) 6,000円
    「加賀愛の謝れども謝れども」(加賀 愛) 6,000円

仮申請時にはもがみんと、絶望少女の新作として関内マリア太郎の申請をしていた…のですが、本申請の際に二体同時はおぼつかないと判断してもがみん一作に絞りました('A`;)。
昨年はWSCというものにも選出していただきましたが、むしろその後にどういったものが作れるか? それが大事なんだろう、と思っていました。今までの延長で作り続けるのも大事、しかし別の大きさや絵柄に挑戦してみるのも大事。また、少し遠ざけていた「流行りモノ」にもどういった追従ができるか? というテーマにも自分自身が興味がありました。その工夫と結果が「もがみん」こと最上、ということになります。

なにはともあれ、よろしくお願いいたします。
posted by カフN at 07:17| Comment(0) | イベント情報

2015年01月21日

塗装(下半身)

写真撮影用に急場しのぎで上半身だけ塗って、けっこう満足しかけていたのですが(´ω`)。いつまでもジオング状態ではいかんだろうと(当たり前 気を入れ直して塗りました。
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そしたら「あーやっぱ下半身て大事だわ−」とかあっさり変心ですよ(´ω`)。
ていうか肌色載せるとやっぱりいい感じしてきますね! とか自分で思ってしまった(゚∀゚)。
パンツとか尻とか要らんかったんや! いやあっていいけど(どっちだ
なんかフトモモから膝にかけていい感じに思えてきました。
まあ…三連装砲で隠れてしまいがちになるんですが…。

背面艤装を外した状態だとやや胴長の身体が華奢な感じにも見えていいかなとか。
背中ですが、ショートパンツが気持ち下がってて背中チラ見えするようにしてました。これもまあ艤装でほとんど見えませんけども(´・ω・`)。

その背面艤装ですが、単体でもなかなか見応えのある構成になりました。
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煙突周りのパイピングは、煙突本体と一体にしてしまうとディティール感を損ねるかなと思って別途真鍮線やプラ材でやるスタイルです。キットにはそれらも付けようと思っています。1.5mm未満の真鍮線のカットなら、フィギュア作る人にとってはそんなにハードル高くないだろうと考えました。やっぱしパイプは後付けの方がカッコイイです。
パイピング箇所はざっとこんな感じです。
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1mmプラ棒の所は、試作では1mmアルミ線だったんですが。しごいてほぐしたプラ棒なら曲線をつけるのもカットも金属線より簡単なのでこっちがいいかなと採用しました。

マストは、レジンパーツと真鍮線の組み合わせです。イメージはこんな感じ:
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細いパーツは全部レジンで作ると曲がりやすいので、なるべく加工が少ない部分で真鍮線を柱として立てるような設計としました。不満があったら全部真鍮線で作り直すのは艦船モデラーならデフォ?

これを、ベースグレーで塗り残しがないように暗く下地を作ってから、軍艦色をブラシするだけでメリハリが付いてくれます(↓再掲)。
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すげえヽ(`Д´)ノ艦船模型みたい! とか言うとはしゃぎすぎかもしれないですが(´・ω・`)。…煙突からリアマストまでは独自の解釈とディティールを付けてみたつもりなんですが、うまくいったと思うんす。
最初はこんな模索でした('A`)
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イラストから、艤装上端のマストや煙突はデザインを拾いやすいですが、その基部をどう作れるかが問題だなあと。最上の資料を見たり、自分なりに理屈付けをして載せてみました。(1)煙突→排気、なら吸気もなきゃダメだな→吸気口をデザインに入れる(2)帝国海軍の後檣には後部艦橋と一体化してる→後部艦橋をなんとか載せる、等
ほんとは前檣も一直線じゃなくて途中で角度が変わってるのが最上型のようなんですが(プラモのパーツからも確認できる)、煙突との兼ね合いでまとめるのが難しくなって取りやめました(´ω`)よく見たらイラストの方も角度は変わってないようですし。
マストにはレーザー加工の特殊紙パーツを貼り付け、瞬間接着剤を塗布することで強度を増しています。これをやっておくと折れ目の心許なさが解消されるのでオススメですね。

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そんなこんなで艤装周りはかなりやりたいこと詰め込めて満足しているのですが、今にして思うと一点、パーツを付けておいてもよかったなあと思えるのがこれです(´・ω・`)
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北上さんと吹雪改二で明らかになってきた、身体と艤装の接触部分。
ゴツゴツした艤装をそのまま腰に当てるのは痛かろうと、パッドのような赤いパーツが付いてるんですよね('A`)。自分も気にはなってたんですがそこまで気が回りませんで。なもんで、もし、次に追加パーツで発売する機会があったとしたら、これは付けて上げたいなあと思ったりしています。まあこれくらい自分で作れなくもないパーツかと思いますが(゚∀゚)

何はともあれ、パーツを全て塗って載せてみたのがこちらになります!
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…元絵に比べてちょっと首のラインが違うよなあとか自分でも気になるところはゼロではないのですが(´・ω・`)。けっこうもがみんしてると思うんだよね(´・ω・`)そう思って欲しい(を
タグ:艦これ 最上
posted by カフN at 01:48| Comment(0) | もがみん

2015年01月20日

パッケージカット

週末は力業で仕上げたパッケージのカットをしに白船工房を再訪してまして。
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レーザー加工機を操作してきましたヽ(`Д´)ノ
というか、ひたすらに「カットが終わったら新しい紙をセットしてGoボタンを押す、カットが終わったら新しい紙をセットしてGoボタンを押す、カットが…」と、どこかのシンジ君ばりの作業の目で作業をし続けていた訳なんですが(´・ω・`)。
延々と繰り返してると慣れてきて、加工機の挙動を見続けるのも退屈になり何気に周りを見回してみると、そこには:
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まったく違和感なくメガネをかけている二人がおりましたな(´・ω・`)。
1/12向けの新製品企画だそうです。瞬間接着剤をしみこませることにより強度が増すので今までよりも細く小さな加工もできそうとのこと。
そんなこんなでカットはサクサクとはかどりました。
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そして艤装のディティールアップを約束するパーツも納品を受けました(´ω`)
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家に帰り着いて、業者さんからのレジンパーツ量産品の納品も受けました。
これで少なくとも販売はできそうです。あとできてないのは完成見本と取扱説明書なので最悪なくてもなんとかなります(を

まだ時間ありますから頑張ります。とりあえず完成見本を仕上げないと、ですね(´ω`)。
…などと書きつつ、実は昨日あらかた色も載せ終わったので次のエントリでそのへんを書きます。
タグ:艦これ 最上
posted by カフN at 23:43| Comment(0) | もがみん

2015年01月19日

塗装(未完成)

先週になんとか塗装して写真を…と思ったのですが、さすがに無理です(´・ω・`)
せめてもの目標であった上半身、写真に使いたいカットが撮れるだけの部分をなんとか塗って…というのに勤しんでました。
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あらかた色を載せ終わった背面艤装。甲板はリノリウム部分がほとんどで、レッドブラウンで塗ります。ちなみにボクは船模型はドが付く素人でなんですが('A`)、こうした情報はウォーターラインガイドブックに書いてあって助かってます。初版はだいぶ古い本で、参考写真も古いものがほとんどですが。なんというか初心者への心得みたいなのも載ってて励みになるんですね(´・ω・`)。こういう小冊子大事だと思う。
閑話休題。気になる方は0.3mm以下の真鍮線でリノリウム押さえ(金色の横棒)を貼ってみてください。ほとんど見えなくなるんですけど、自分の中での満足感は上がります(を
写真は0.3mm真鍮線です。
リノリウム押さえって何? と思ったら、まさにキーワード「リノリウム押さえ」でたくさん作例が出て来ます。大戦前の日本の軍艦の巡洋艦以下のクラスにおいてこの表現はけっこう大事かもです。艦娘の艤装にそこまでやるかどうかは別なんですが(´・ω・`)。真鍮線を貼りやすいように、押さえのラインは凸モールドではなく凹モールドにしてます。
…こうしてみると煙突てっぺんのファンネルキャップのモールドがダルくてお恥ずかしい('A`)削り込めばシャープにできると思います。でもって、普通に飾って見る限りですとこの状態でもダルいと感じることはないと思います…。

そして上半身。ジオングみたいですね(´・ω・`)。
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マストを載せると船っぽさが一気に上がる気がして、この密度感だけでちょっと満たされます(´ω`)。張り線やってもいいかもですが、さすがにマスト周りは実物艦に比べて脚色が多いのでそんなに「らしさ」を上げる要素にはならないかも。旗はあってもいいかもしんない。
艤装パーツで一部明るい灰色になってるのが特殊紙のレーザーカットパーツです。ディティールのシャープさを求めるならば真鍮板のエッチングにはかなわないと思うんですが、普通に眺める分にはこれ充分です。なんか上半身だけ作ったらかなり満足できます(を
ごちゃごちゃしてて作るの大変そう…とか思われるかもしれませんが、普通にフィギュア組んだ経験があれば休日作業という感じです。塗りわけは少ないですし(´ω`)。
ただ、特殊紙パーツの方は、普段あまり紙パーツを使い慣れてはいないと思うので、別に半日くらいかけるくらいの落ち着いた頃合いで作業すると良いかなと思いました。自分が('A`)。
時間がない中だったんでえいやっとやりましたけど、こういうのはピンセットやルーペを手にしてじっくりと大人の休日時間を堪能してやるべき作業だなあと。

後ろの画像:
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説明書にも追記仕様と思うのですが、特殊紙パーツは組んでから瞬間接着材を全体に塗布すると強さが増して折り曲げ部分の保持も効いて作業性が増します。パーツ自体は軽いので、固定には木工ボンド系を爪楊枝で点漬けするとよいですね。失敗しても拭き取ればいいし、外しても塗膜に影響出にくいですし。

…とまあ、ここまで作ってから、パッケージの画像を差し替えてレイアウトしました。
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「キャラクターの特長を忠実に再現」とか自分で書くのがどれだけ恥ずかしいことだと思ってるんだヽ(`Д´)ノ(逆ギレ
…こういうのは雰囲気重視なのでお許しください('A`;)いろいろツッコミどころはあろうかと思いますが
そしてレイアウトを追えたパッケージ展開図を出力し、それを抱えて再度白船工房を訪れることになるのですがそれは次のエントリーにて。
タグ:艦これ 最上
posted by カフN at 10:16| Comment(0) | もがみん

2015年01月16日

塗装開始

今週はパッケージのデザインを詰める予定でいたのですが、そのパッケージに完成写真を部分的に使おうとしていたことに気づき、急遽塗装も始めました('A`)写真で必要な箇所だけなんとか色を載せたいと思っています…。
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独特な制服カラーにちょと考えましたが、どうもガンダムカラーのシャアレッドの濃い赤を基調に調色する、でよさげです。襟のさらに濃い部分は艦底色に黒系を加えてさらに明度を落とすとよい案配になります。

色を載せて瞳デカールを貼るともがみん風味が増してきたように思えませんか。思えませんか(´・ω・`)
(何かにすがるような気持ちで
タグ:艦これ 最上
posted by カフN at 08:01| Comment(0) | もがみん

2015年01月12日

透明パーツの量産

今回のもがみんは業者さんに量産を発注したのでいつもの量産作業はラクというかなくなる…ハズが、そうもいかなかった(´・ω・`)。理由は透明なベース。
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夏から夏の終わり頃、ちょうどデジタル原型のワークフローに強い関心があって、作れそうなのはこれくらいかなあ…と立体ヘキサマップ風味のベースを考えました。ディティール代わりに文字を入れて、クリアーだったらカッコイイんじゃね? と裏面に鏡文字という発想。

発想は悪くなくて、写真の通り綺麗に抜けるとこれはこれでいい感じするじゃないですか(´ω`)。これはいいな、と自分でもけっこう気に入ったんです。……「綺麗に」「量産できれば」。
この二つの関門はけっこう大きくて、まず業者さんに見積もってもらったらあるとなしとで製品単価が1,000円以上変わる結果に。これはさすがにないでしょ、と諦めて、自分で量産することにしました。ということで今回も複製に苦労しました('A`)。しかもクリアーパーツの量産て今までまともにやったことないという。

注型方式としては減圧か加圧かがあり、先の写真は加圧のテストで抜いたものです。綺麗ですね。減圧も加圧も理屈は一緒で、「レジン硬化までに加圧フェーズを設けることで内包する気泡を小さく押し込める」のがポイント。ただ、減圧の場合、レジンが常温沸騰するために発生したガスが気泡となって残りやすいです。対策としてはフレッシュなレジンを使う・強力なポンプでとにかく吸い出す、等等、なくはないですが。量産フェーズではなかなかこれは難しい条件だったりすることも。
加圧の場合は、アマチュアがやる以上、装置自体が圧力鍋方式にならざるを得ず、圧力鍋に入る型サイズに生産性が縛られるというのが問題になる。大きな圧力鍋ってそれなりに高くなって割に合わない感がでてきます。あと加圧はやっぱり怖いですしね(´・ω・`)主に心理的負担

今回は生産性を重視せざるを得ないので、真空で量産することにしました。
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まずベース原型を複数個増やします。それをひとつのゴム型にして、1ショットで三個のベースが得られるようにしました。ウチの真空槽ではこれが精一杯。
原型にはプラバンでレジンの通りを良くする工夫や、上部には「たまり」となるパーツを付けます。ここにレジンと、気泡を追い出してパーツ自体の気泡を少なくするというやりかたです。

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ゴム型はこんな配置でやりました。何回かの実験を経ての向きだったんですが、まあ、結果としてはそう悪くはなかったです。それでも上端に気泡が僅かに引っかかるケースが出て、けっこう悶絶しました('A`)。水中の泡のようにも見えなくはない微細気泡ならば許容範囲ですが、ベースのアウトラインに欠損として見えるような気泡はさすがにNGにせざるを得ませんから。

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真空抜きなんで、これくらいの注型はまあなんとか(´・ω・`)。常圧でクリアー扱うとけっこう気泡が大きめの広がる感じになって残念な感じになりがちなんですが、さすがにそういうのは回避できます。

…という型を作って、バックアップの石膏を乾燥させて、正月休み明けくらいから今週まで、ちまちまと量産していました。
今回、シリコーンはワッカーのM8012、いわゆるウェーブのSG-020を使いました。理由としては:
1)再販できないキットなので、せいぜいテストも含め30ショット流せればOK。
2)単価がかなり安め。普段使っているダウのシリコーンの6割弱の値段。

普段は刻むように再販することが多いので、ダウのゴムはありがたいのですが、今回は今回限りのつもりで安いのを使ったということです。とはいえ、過去の経験から30ショットは流せるゴムですし、流動性よくも柔らかさもフィギュア向き。テーパーにもそこそこ強いので心強い製品です。
「30ショットが限界」というのは、このゴムの耐溶剤性能に起因します。レジンに含まれる溶剤でゴム表面が硬くなりやすく、やがてゴム特性の粘りを失い割れたり欠けたりするのです。ある意味寿命が分かりやすい(´・ω・`)。販売個数を勘案して20〜30個でよいなら、優秀なゴムと思っています。

レジンは、ウレタン技研のGKキャスト・クリアー(180秒(ディレイ)タイプ)を使いました。通常は120秒タイプのもので、180秒のものを取り扱っている通販店も少ないのですが、
里見デザイン
さんで取り扱っていただけるようになったので入手しやすくなったと思います。お値段も手堅いです。他、有力なレジンとしては日新レジンのホビーキャストNXが綺麗なクリアパーツができて使いやすいんですが、500gで2,400円超えでけっこうお高い(´・ω・`)…。ウレタン技研のは2Kgで4,000円ですからクリアーレジンとしてはこのクオリティでこの価格でディレイタイプで…。真空抜きだとプロセスが他の手段より長くなりがちなので、硬化までに時間をかけられるのは重宝します。真空抜きの方で量が必要な方は是非お試しくだしあ(´ω`)

…で、今回、改めて思ったのが、「下手に安いゴムで気を揉むくらいなら高くてもダウ使った方がよい」ということでした(´・ω・`)。
ミスショットをカウントすると、ゴム型の寿命に到達するですよねけっこう。特にクリアーレジンは失敗しやすい(気泡が残るとNG。ゴミが入っていてもすぐに分かるからNG)。それに、自分の経験で「30ショット」と考えていましたが、表面が硬くなるのは10ショット過ぎてから顕在化していました。あとは脱型する度に祈るような気持ちで「千切れるな〜千切れるな〜」と念じて型を割ることの繰り返し。とても安心して量産出来る状況ではなかったです。
結局、ミスショットのリカバリーを含めて、トータルで30ショットやりましたが、力がかかる部分は割れるし文字の細かいモールドは欠けていくし(まあ、それでも、文字として判別はできる状態ではありました)、なかなか(精神的に)つらい作業となってしまいました…。安心して使えるのは、パーツ形状にもよりますが20というところですね。
そんなことを新たに認識し、生産記録に感想をメモしておきます(´・ω・`)。こういうメモは振り返りで活きてきます。次に複製作業するのは数ヶ月後でしょうし、つらいことは案外忘れてしまいますからね。

ともあれ、なんとかベースの量産も終わりました。
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ここから問題なさそうなものをチョイスしてパッケージします…が、出来に関しては、ベースだけは素人抜きなので気になるところがあったとしてもご容赦ください、という感じで(´・ω・`)よろしくおねがいします。
posted by カフN at 21:25| Comment(0) | 技術関係

2015年01月11日

ミラクルデカール新製品(らしい)

数日来、デカールを作製している訳ですが、普段はインクジェットプリンタで出力できるミラクルデカールを使っております。白印刷はできないですし、インクジェットプリンタの弱点である「水に滲む」特性と「水転写式(水に浸してからスライドマークする)デカール」の特性とは対極の関係性で、この相反する特性を少しでも和らげるために印刷後クリアーラッカーを吹き付ける等しないと使い物になりません。クリアーを吹いてしまうと表面がやや硬くなり、貼り付ける面への追従性が落ちて扱いにくくなります。が、それでも、今時のインクジェットプリンタならば当たり前のようにこなす微妙なグラデーション、きめ細かい描画は魅力的です。

…というか、ウチの環境ではまともに使えるのがこのインクジェットプリンタで出力できるミラクルデカールだけだった、というのが大きな理由ではあります('A`)。
ところが数日前、在庫をきらしかけていた素材があったのでミラクルデカール販売元のケイトレーディングのページを訪れたところ、いつのまにかレーザープリンタ用のミラクルデカールが発売されていました! これはオドロキかつ魅力的です。レーザープリンタ出力の場合、グラデーションがCMYKのドット配分で構成されるため、ルーペ等で拡大すると印刷のような網点が気になるという弱点はあります。しかし水でにじまない(ハズ)で、クリアー塗布を省略して柔らかい、貼りやすいデカールが作れるかもしれません。
実は以前ファインモールドが販売しているレーザープリンタ用のデカール台紙を試した事はありました。ただ、うちのレーザープリンタ(OKIデータ製)ですとトナーが定着してくれず、爪でひっかいたり印刷面を撫でつけるとトナーが剥がれる・流れるという残念な結果に終わっていました。それ以来レーザープリンタ出力には懐疑的だったのですが、新しいものだし…と試さずにはいられなくなり、本来買いたかったものと合わせて一セットだけ買ってみました。
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いつから発売してたんですかねこれ(´・ω・`)。年末に模型屋寄った時には店頭にはなかった気がします。
「今までよりも簡単に」と書いてある一方で「よりきれいなデカールを製作したい場合はインクジェット用を…」との使い分けをアピールしていますね。言いたいことは上述の通り、主にレーザープリンタの網点問題のことなのでしょう。しかしどんなに綺麗に出力できても、貼る時にうまく貼れない・貼りにくいデカールでは効用も半減してしまうというもの。おそらくは小さな面積・より平らな場所への張り付け用ならばインクジェットが適していて、大きな面や曲面用ならばレーザープリンタが有利でしょう。

ともあれ、まずはテスト。もがみんの瞳デカールはまだ版下が完成していなかったので、とりあえず小森ちゃんのデカールを刷ってみました。
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念のため、プリンタの設定でメディア設定は「厚い紙」にしました。おそらくはトナー定着用の設定が厚い紙・薄い紙で異なっているので、より定着が見込めそうな設定を選んだつもりです。
また裏面の注意書きにある通り、「背面排紙」の機能を使っています。
プリンタ機種は、OKIデータのc5900dn。2006年頃の製品なので最新機種に比べると解像度も悪いでしょう('A`)しかしイベント前後での活用メインなので未だに現役でいてくれています。ときどきトラブりますがキンコーズとか行かなくても出力できるんで助かってます。
低価格プリンタとなるとブラザーやNECが強そうですが、オフィスユースだとOKIも相当数あると思います。それでここまでしっかり定着して美麗に出力できるのは魅力的です。ちょっと感動を覚えました。
もちろんルーペで拡大すれば網点は見えます。しかしそんな鑑賞のしかたは現実的ではないので、普段見ている距離で違和感がなければ十二分かと。

このテストで心が逸り、もがみんの版下も急遽作ってやってみました。
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…例によって写真だと印刷品質を伝えるのがなかなか難しいのですが('A`)ぱっと見は網点も気になりません。

実際に使って評価します。
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かなり拡大して意図的に「網点」が目立つように撮ってみました。レーザープリンタ出力ってまさにこういうことです(´・ω・`)。これを気にするか・しないかですね。
貼るのは…インクジェット+クリアーで作ったものにくらべて格段に貼りやすいです。何より多少雑に扱っても、滲んだりしないので安心して綿棒やマークソフターを活用できます。インクジェットのだとやはり水に浸けている都合上、綿棒を圧し当てると色オチが出たりして、せっかくの綺麗な線やグラデも効果半減…ということもあったりして。あまりいじらずに場所を固定し、にじませずに気泡を抜いて密着させるのはそれなりにコツの要る作業でした。レーザー出力の場合、このへんの苦労はほぼないと言ってよいと思いました。
実際に眺める距離くらいで見て見ますと:
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気になるものではない、と言ってよいかと思えます。少しアップで寄ったとしても、
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ちょっと線がギザついてるかな…くらいは思うかもしれないですが、確実にこの描画が手に入るのであれば、こちらに軍配を上げたくなります。充分にこのサイズでも使い物になる、と判断しました。
今後はウチのガレキの場合、レーザープリンタ出力のデカールが増えていくことになるかと思います(´ω`)ありがたやありがたや
posted by カフN at 03:12| Comment(1) | 技術関係

2015年01月08日

デカール作成

もがみんのサンプルを組み立て中…ですが、平行していろいろやらないとおっつきません(´・ω・`)。
瞳デカールについてはサンプル作製時にも助かるので各パーツ磨いてる傍らでちまちまと進めております。
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もがみんのイラストを見ながら瞳の彩色を模索。最初なかなか絵の雰囲気に近づいてない感じがしてぐぬぬとなっていましたが、今はよい感じになってきたかと思っています。思いたいだけかもしれません(´・ω・`)…。
これをとりあえず普通紙にプリントアウトして、カットして合わせてみたりします。そうやって微調整を繰り返しながら版下を完成させるという地味作業。
なんだかんだでこれが一番ミスの少なくなるデータの作り方です。
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紙を切り抜いたものを貼ってみると…もがみんぽくなってきたかなと思うんですがどうでしょう。
タグ:艦これ 最上
posted by カフN at 00:51| Comment(0) | もがみん

2015年01月02日

仮組チェック

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

もがみんのサンプル仮組などしております。
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業者さんからのサンプル品。こいつを組み上げ、かつ各パーツのヌキの状況などもチェックいれます。
あと、白船さんところで修正版の艤装パーツも入手してきたので、それを試すという目的もあり。

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指摘とアイディアを加えた箇所を取り込んでもらっております(´ω`)とくにクレーン基部。前回の試作時には基部にあまり深い考えが無かったのですが固定を考えると(見栄え的にも)あった方が断然よいと思って。他、砲塔のアンテナ支柱の大きさや先端の突起部など。微修正ですがこのへんがけっこう効きます。これでほぼFIXでしょう。あとは現物に合わせて問題がないかの確認。
ちなみに、黒だけでなく灰色も作ってもらったのは、黒の試作でサフを吹いてみると思いの外、合わせ目・折り目部分の影二成る部分が強調されすぎてクドい印象が出てしまったので、いっそグレーで色を多く載せない発想の方が雰囲気出るかなという予感がしたから。
あと黒一色はナイフを入れる箇所が個人的に分かりにくい気がしたので、まず各パーツや記号の視認性を上げておかないとつらいかもしんないな、というのもありました。グレーだと形状もカットすべき箇所もかなり分かりやすいです。
やはり試すことは大事ですね。その手前の予感や予想も大事ですけども。
とりあえず一番気になってたパーツを取り付けてみました。

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いい感じがします(´ω`)。黒よりも適度なメリハリ感を感じます。レーザーカットの軽い焦げがエッジをいい感じに強調してくれてて、適度なシャドウ感が出てるというか。
これはまさに自分のイメージに近いです。
クレーン基部も、図面渡した時には「こんな小さい穴、抜くのは難しいかもしれないなあ」とか渡した後に思ったりしましたが、いい感じにギア部分が抜けてくれてますね。さすがレーザー加工や。
イラストの角度に近い写真なども撮ってみる:

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いい感じいい感じ(*´ω`)
前にも言ってますがこのへんはレジンではどうやっても難しいパーツです(このスケールだとなおさら)。レーザー加工によって精密加工が可能となり、エッチングに頼っていた部分に紙の出番が回ってきた感じがしております。紙だけでも優れた表現は可能ですけど、適材適所で使い分ければよいとこどりが出来そうです。
タグ:艦これ 最上
posted by カフN at 17:38| Comment(0) | もがみん