2016年01月11日

水の表現について

現在作成中の北上さんですが、販促を企図してより一層魅力を引き立てるため(動機があざとい)久し振りに水面表現をやってみます。ついでに、過去自分の作例が一般向けに公開しづらいという事情もあるので(を 今回改めて技術関係記事としてエントリします。

ベースの工作とフィギュアや小物の彩色が済んだことが前提になりますが、水面を作ります。
基本的に考え方は、WLや海のダイオラマを作るのと同じなので、それが参考になります。ベースとなる透明素材は、メーカー製の波打ち塩ビ板やアクリル板、エポキシ樹脂、シリコーンゴムなど今日では多くの選択肢があるので、水深やイメージする水の透明度、彩色のしやすさ等々を根拠に選ぶことになります。
今回は透明シリコーンゴムを選びました。ただし情景用ではなく、型取り用のボークスのものです。過去に使ったことがあったのと、適度に濁る半透明さが軍港の埠頭あたりの水っぽさに近いんじゃないかな? と。

まずはベースを0.2mm透明プラ板で囲います。ここはきっちりシールして、シリコーンがだばぁしないように配慮が必要です。
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ベースと透明プラ板が接する箇所は、ワセリン系のクリームでシールし、外側は念入りにマスキングテープでシールします。シリコーンを注ぐ内側は、アルコール系のウェットティッシュでしっかり脱脂します(ピンセットなどを用いて底の方も注意深く…)。
今回、フィギュアの足が水面に触れている状態まで水面を上げるつもりなので、フィギュアもマスキングテープで固定することになります。一度位置を決めたら動かせませんのである程度の覚悟は必要です(´・ω・`)。

準備と覚悟が決まったら、シリコーンを攪拌・脱泡の上注ぎ込みます。この時硬化剤の方にクレオスのラッカー(クリアグリーン)を入れ、染み出した染料の緑色で着色しておきます(ラッカー塗料自体は混ざらず、ねっとりとゲル状態のまま沈殿するので、攪拌棒で攪拌しながら巻き取りすくい取る)。これをやっておくとただの乳白色より海水っぽく見えて来ます。
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んー。正直、もうちょっと透明度あるとよいかなと思ったのですが、それは水深の取り方にも問題ありそうです。この構図なら、高さは2cmほどで良かったはずなんですが、座っている場所を高めに設定したがために6cmほど注いでますから。透明度の調整はなかなか難しそうです。意図的に簡単に変える方法があるとよいのですが。
ま、あ、今回は行きがかり上このまま行きます。
硬化には24時間ほどかかると公称されているシリコーンですが、室温24度ほどに保った場所で12時間超でプラ板は外せるくらいの硬度になっていました。

次は水面の表情付けです。これ以降の作業はもっぱらアクリル絵の具系の材料です。水溶性があってさまざまな粘度があり、透明な素材が多いのでウォーターラインモデルの情景でもよく使われていますね。
まずはデンスジェルメディウムで、波っぽさを付けます。
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ヘラで打ち寄せる波を作って見たり、波打ち際の小さな波は爪楊枝でつついてみたりです。厚く盛り足すと硬化に時間かかるんですが、完全に硬化するとこれが透明になります。
透明になってしまうと付けた表情が見えにくく、白波っぽさもなくなってしまうので、上からアクリル絵の具の白にグロスメディウムやジェルメディウムを加えて透明度を上げた白を筆で重ね塗りします。
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まあ、波っぽく…見えなくもないかと(´ω`;)
自分でイメージを決めて、やりすぎない程度に重ねていくのがよいと思います。白は本来不透明色なので、メディウム分が少ないとけっこうウソくさい隆起になってしまいます('A`;)加減は大事かと思いました。

ここまでは情景作りでもよく見られるやり方ですが、今回、北上さまの振り上げた足で飛沫を上げておきたいというイメージがありますので、飛沫を作ります。
シリコーンの板に、クリアタルゲルを出して爪楊枝で飛沫っぽく形状を作ります。
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クリアタルゲルは硬化前は白濁色ですが、硬化するとこれまた完全に透明になります。この膜は木工用ボンドを剥がしたアレに似ていますが、透明度は比べものにならないくらいこちらが上です。
それを、ほどよく足周りに付けてやります。接着はデンスジェルメディウムで大丈夫です。しくじってもはがせますし(´ω`)。
うまくイメージ通りの飛沫を作るのにコツが要りますけど、このへんは試行錯誤でなんとかしていきます。やりすぎないことも大事ですね。うまく効果が出せると、嬉しくなってこのへんはついやりすぎてしまいがちです。

そうしてざっと水表現を仕上げて見たのがこちらです。
x14-063.jpg
なかなかイイ感じです(´ω`)久しぶりにやりましたけど、やっぱり水は動きがうまく付けて表現出せると嬉しくなりますね。
posted by カフN at 14:00| Comment(2) | 技術関係
この記事へのコメント
Hello! I’m ダイサ, I come from Taiwan!
I read your works pass by friends,

I really like 北上さん, too
your works situational & activity really touch me, and do want to buy it
but it’s not easy to do this oversea ,much less unfortunately 2/7 is Chinese new years ,the "most busy holiday” of Taiwan

It’s also my first time do it, I would like to ask do I have chance to buy your work by other channel,and oversea could do?

Shipping fee and cost is not a problem about ,no matter what kind of channel , I would bear that all if I could buy your 北上さん,really thx if you notice this
本当に、お願いします!orz
Posted by ダイザ at 2016年01月12日 14:57
Hello,ダイザ.
Thank you very much for liking the work.
I'm sorry, but 北上さん is the rule which can be sold only in "Wonder festival 2016 [winter]". Shipping off to foreign countries isn't also admitted.
Posted by カフN at 2016年01月12日 19:56
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